きょうは朝から「paralympicsport.TV」をつけっぱなしで観戦しました。1チャンネルで時間ごとに1つの競技を中継したので、全てを観られたわけではないですが、良い試合をたくさん観ることができています。その「paralympicsport.TV」で観た競技のプレビューです。

△自転車 男子個人3000mパシュート(CP4:脳性まひクラス4)
 予選1位で決勝に出場した石井雅史、相手は世界記録保持者のクリストファー・スコット[オーストラリア]でした。この競技はホームストレッチとバックストレッチから、それぞれ選手がスタートしタイム差で決着を決めるものです。
 スタート直後、スコットが飛ばしてどんどんタイム差を広げていきます。2000m経過時点で石井が2秒6ほどの遅れ。しかし正確にラップを刻む石井が、ここからみるみるうちにタイム差を縮めてきます。
 2秒6だった差が1秒8、1秒4、0秒9と迫ってきました。そして残り1周で0秒283。石井はさらにスパートをかけ、スコットと石井がほぼ同時のフィニッシュ。タイムは?
 ・・・スコット3分40秒144、石井は3分40秒157、わずか0秒013の差! 悔しい、でも嬉しい銀メダルでした。

△柔道 男子視覚障害66kg以下級
 藤本聰が決勝に進出、決勝の相手はシダリ・ラムリ[アルジェリア]。藤本は積極的にともえ投げを仕掛けますが、ラムリの踏ん張りでなかなか掛けられません。双方ともポイント0で、ゴールデンスコアの延長戦へ。その延長1分、藤本が外掛けを仕掛けようとしたときに、逆にラムリが投げて技あり。藤本はこの瞬間4連覇の夢がついえて、悔しい銀メダルとなりました。

 しかし目が見えないのが信じられないくらい、激しい動きで技をかけます。一般の柔道との違いは、始めるときに互いの裾を持った状態で始めるくらい。一般の柔道と変わらず面白いです。

△車いすバスケットボール
男子 イラン 73ー62 南アフリカ
 開幕戦となったこの試合を「paralympicsport.TV」で中継。イランはシッティングバレーボールも強豪で、障害者のチームスポーツ大国です。前半互角だったものの、徐々に正確なシュートで突き放し、イランが初戦に勝利。
 日本戦は中継がなく、公式サイトで確認。男子はスウェーデンに大差で敗れ、女子は中国に勝ちました。

8日、大会第2日の日程
    競泳 18種目決勝
    陸上 10種目決勝
    自転車トラック 5種目決勝
    柔道 4種目決勝
    射撃 2種目決勝
    馬術 2種目決勝
10:00 車いすバスケットボール女子 日本vメキシコ
10:30 シッティングバレーボール女子 日本vスロベニア
19:30 車いすバスケットボール男子 日本vドイツ
22:00 ゴールボール女子 日本vスウェーデン

 明日から陸上、馬術が開幕です。平日なので私はこれから夜しか観られないかも。
2008.09.07 Sun l 北京オリンピックスペシャル l COM(0) TB(0) l top ▲
 開会式をNHK教育テレビで観ました。
 オリンピックはもちろん、パラリンピックも政治情勢に大きく影響されるんですね。経済的に困窮しているため競技変更を余儀なくされたり、出場すらできない国も少なくありません。用具などでも国の間で格差が生まれようとしています。
 また出場選手は病気や事故によって障がいに至った人の他に、戦争などで手足を失った人も多数出場しています。もともとは傷痍軍人などがリハビリテーションをする目的で障害者スポーツが始まった背景もあります。戦争の悲劇を考えさせられるひと時でした。

 さあ、明日から競技が始まります。「Paralympicsport.tv」でどこまでカバーされるかわかりませんけれど、できる限り生中継を観てみたいと思ってます。

9月7日 第1日の競技
    競泳 16種目決勝
    自転車トラック 5種目決勝
    柔道 4種目決勝
    射撃 2種目決勝
12:15 車いすバスケットボール男子 日本vスウェーデン
12:30 シッティングバレーボール男子 日本vイラン
14:30 シッティングバレーボール女子 日本vオランダ
18:45 車いすバスケットボール女子 日本v中国
19:00 ゴールボール女子 日本vアメリカ
※競技開始時間は日本時間(現地+1時間)
※パラリンピックは膨大な決勝種目が行なわれるため、複数のメダルが決定する競技は詳細を明記していません。詳細を知りたい方は、日本障害者スポーツ協会か、北京パラリンピック公式サイト[英語]を参照してください。
2008.09.07 Sun l 北京オリンピックスペシャル l COM(0) TB(0) l top ▲
 パラリンピック開幕まであと2日となりました。再び12日間興奮の毎日が始まります。私も現地へ観に行きたいですけれど、経済的、時間的に観にいくことはできるはずもありません。
 そこで、テレビやネットで観戦ということになります。ここでは、おすすめの観戦ガイドを綴っていきます。

△NHK教育テレビで観戦する
 地上波なのでもっとも観戦しやすい手段でしょう。ハイライトや選手のドキュメントなども充実しているはずです。NHKサイト「北京パラリンピック オンライン」よりスケジュールを貼り付けます。

 ※開会式[生中継] NHK教育テレビ 9月6日(土) 21:00-24:30(延長あり)
 ※パラリンピックハイライト
   NHK教育テレビ 9月7日ー16日 22:00-22:50
            17日(閉会式) 22:00-23:50
   NHK総合テレビ[再放送] 翌日午前中ほか

△生中継サイトで観る
 前回トリノパラリンピックでも行なった、インターネット生中継が今回も登場します。生中継のほか、オンデマンドでVTRを観ることもできます。ただしサイトは英語表記、中継は現地音声のみ(実況なし)だと思います。いろいろな競技をライブで観たいという方におすすめ。しかも無料(なはず)です。

 生中継サイト「Paralympicsport.tv」http://www.paralympicsport.tv/
 
 メインページがでたら、丸の中の▲ボタンをクリックします。すると動画映像が出ます(右側に「Newsletter」という窓が出ますが、右下の「close」をクリックすると消え、動画メニュー画面が出てくると思います。私はなにぶん英語が覚束ないので、操作はご自身の責任で行なってください。

△スカパー!・e2byスカパー!で車いすバスケットを観る
 今回は車いすバスケットボールをスカパーが録画中継します。大会終了後の放送なので残念ですが、とにかく車いすバスケットボールが大好きという方や、NHKのハイライト・ネット中継ではもの足りないという方にお勧め。

 ※スカパー!スポーツスペシャル 北京パラリンピック 車いすバスケットボール
   9月23日(火) 19:00-23:00 ほか
  スカパー! 180ch スカチャン180 ほか
  e2byスカパー! 800ch スカチャンHD800 ほか

 詳細はスカパーのホームページや番組ガイド雑誌で確認してください。
2008.09.04 Thu l 北京オリンピックスペシャル l COM(0) TB(0) l top ▲
 9月6日から、北京パラリンピックが行なわれます。そこで、今回はパラリンピックにまつわるお話を。

 1994年リレハンメル冬季パラリンピック。当時19歳だった土田和歌子選手は、その前年に講習を受けたアイススレッジスピードレース(スピードスケートの要領で、下に刃がついた椅子に乗り、ストックを使って前進しタイムを競う競技)にエントリーしました。
 女子100mで転倒して棄権、500mでも残念な結果となった土田は、4年後の長野パラリンピックで雪辱を果たし、100mで銀メダル、1000mで夢の金メダルを獲得しました。

 アイススレッジスピードレースが長野を最後に廃止されたことで、活路を陸上競技に見出します。競技用車いすに乗り換え、2年間過酷なトレーニングを積み重ねました。

 2000年シドニーオリンピック、女子800m車いす。スタートは出遅れたものの、最後の100mで一気にスパートをかけ、2位に入線。オリンピックで銀メダルを獲得しました(公開競技)。そのすぐ後に行なわれたパラリンピックにも同じ競技にエントリーしましたが、残り200mで転倒、連続メダルはなりませんでした。しかし車いすマラソンでは2位をフィニッシュ直前で振り切り、金メダルを獲得。ついに夏冬パラリンピック、さらにオリンピックでメダルを取るという快挙を達成します。

 勤めていた東京都職員を辞め、日本人初のプロ選手となった土田は、国内外の大会で優勝を重ねます。そして2004年アテネパラリンピックではマラソン2連覇と5000mで金メダルに輝きました。

 北京パラリンピックでも、マラソン3連覇とトラック中長距離が有力視されている土田選手。付け加えると、1人の子どもがいる母親アスリートでもあります。
2008.09.02 Tue l 北京オリンピックスペシャル l COM(0) TB(0) l top ▲
 北京オリンピックが終わってまもなく1週間となります。
 今大会でスーパースターとなった選手は、まちがいなくウサイン・ボルト[ジャマイカ]とマイケル・フェルプス[アメリカ]でしょう。
 フェルプスは今大会前8冠を獲得すると公言し、それを実行しました。1972年ミュンヘンで7冠を獲得したマーク・スピッツ[アメリカ]を抜き、個人一大会最多金メダルに輝きました。

 そのフェルプスとスピッツには、共通点があります。ともにその前の大会で複数タイトル奪取を宣言しながら、思ったほどの結果を得られなかったことです。
 フェルプスは2004年アテネでも8冠を取ると公言しました。しかし6つのレースで金メダルを取ったものの、200m自由形ではイアン・ソープ[オーストラリア]とピーター・ファンデンホーヘンバント[オランダ]の2強に阻まれ、銅メダルに終わります。4×100mフリーリレーでも、ローランド・スクーマン擁する南アフリカに敗れます。
 スピード不足を反省したフェルプスは、立ち泳ぎで飛び上がる練習など、超人的なトレーニングを重ねます。そして今年、23歳となった彼は北京で8冠を達成したのです。

 一方、スピッツは1968年メキシコシティで6冠を宣言したものの、2つの金メダルで終わります。それをバネに4年間トレーニングを重ね、1972年ミュンヘンで、22歳として7冠を獲得したわけです。

 2人にはもうひとつ共通点があります。どちらも閉会式まで残らず、開催地を離れていたことです。ただ、2人が開催地を離れたきっかけは明暗がありました。
 フェルプスは閉会式の日、ロンドンにいました。次回大会をロンドンで迎えるにあたり、記念パーティーのゲストとして招かれたためです。アメリカ・フィナンシャルタイムズのインタビューに「4年後に自分がどういうところで競うのか、見ておける」と語りました。
 一方、ミュンヘンで7冠を取ったスピッツは、ある事件がきっかけで逃げるように帰国しました。そう、イスラエル選手団が誘拐され、殺害されたテロ事件です。殺害されたのはユダヤ系の人々でした。スピッツもまた、ユダヤ系の人物だったのです。

 その年に引退したスピッツは、20年後のバルセロナオリンピックに挑戦を表明し、42歳で一線に復帰します。しかしアメリカ選考会で敗退。夢はかないませんでした。一方フェルプスは、4年後のロンドンも出場を表明しています。
2008.08.30 Sat l 北京オリンピックスペシャル l COM(0) TB(0) l top ▲