2008年スポーツこの一年〜北京オリンピック編

 2008年は残すところあと50時間を切りました。今年一年のスポーツを私的に振り返ってみたいと思います。まずは北京オリンピック編、次回はその他スポーツ編です。
 今回の北京オリンピック編は、世界的にインパクトが大きかったもの、歴史を作った・変えたものを中心に5項目挙げます。

1位 ウサイン・ボルト[陸上・ジャマイカ]の衝撃
 100mと200m、どちらも記録と記憶に残る陸上史最高のレースだったと思います。あとどうでもいいことですが、ボルトがスタート前にするポーズ(弓を射るポーズらしい)が、昔渡辺正行がコーラの一気飲みをした後のポーズに激似。

2位 陸上男子4×100mリレー、日本3位
 ソフトボールの金メダルや柔道の連覇ラッシュがクローズアップされがちな日本の活躍でしたが、普及が限定的なこれらの競技に比べ、ほぼ世界中で行なわれている陸上トラックでの偉業はもっと評価されてもいいと思います。強豪国が次々と犯したバトンミスはフロックではありません。世界屈指の完璧なバトンパスとこのレースまでの綿密な計画があったから出来た、成るべくしてなったメダルだと思います。

3位 マイケル・フェルプス[競泳・アメリカ]8冠達成
 男子100mバタフライの100分の1秒差逆転劇はびっくり。勝利への執念を感じました。

4位 威信を懸けた中国、予想通りのメダルラッシュ
 なぜ中国がここまでメダルを獲れたのか。もちろん自国開催でシード出場だからということもあるんですが、51個獲得した金メダルの統計を見てみると、
体操 11個
ウェイトリフティング 8個(すべて軽中量級、うち4個が女子)
飛び込み 7個
射撃 5個
 つまり中国の得意種目である体操と飛び込み、そして競技人口の少ない競技を強化した結果だったというわけです(世界的メジャー競技の競泳やフェンシングは各金1個、陸上・バスケットボール・バレーボールは金メダルを獲得していない。男子サッカーに至っては決勝トーナメントにも進出できなかった)。この効果は2012年ロンドンまでは続くでしょうけれど、「北京バブル」は今後どうなっていくのか。

5位 やっぱり「お金」に左右されるオリンピック
 箇条書きであげると
 △放送権料を最も払ってくれる「お得意様」アメリカNBC放送の要望に従い、競泳と体操の決勝をアメリカ時間のゴールデンタイム(北京時間午前中)に強引に移す
 △社会主義国家だから出来た、大量のボランティアと警備担当の軍隊
 △名誉と収入のためなら、身体を壊すことを厭わないドーピング禍、今回も。
 △開催前の「空前のオリンピック景気」と、開催後の経済下降(北京に限らず、1964年の東京、1988年のソウルと、東アジアで行なわれたオリンピックは同じ経緯をたどっている)。
 「国家の威信を懸けたオリンピック」は、今回が最後になるんでしょうね。

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私も選びました

僭越ながら私も北京五輪の日本選手団で印象に残ったベスト5を選ばさせて頂きました。


1位 : 地元選手の大活躍
 私の地元の神奈川県厚木市からは北京五輪にはソフトの三科真澄、山田恵里、西山麗となでしこジャパンの永里優季が参加しました。
(正確にはソフトの3選手は出身地は違いますが高校は私の地元のソフトの強豪校を卒業しました)
今回の五輪はこの2つの競技を特に力を入れて応援しましたが、ただ一番辛かったのはソフトの決勝戦がなでしこの3位決定戦と同じ日の同じ時間帯にバッティングしたことでした。
さすがにテレビのリモコンの電池の消耗は半端じゃなかったです(笑)

2位 : またも繰り返された競技団体の不手際
 メダル獲得が期待された女子マラソンは入賞ゼロの惨敗。
野口は負傷で棄権で土佐は外反母趾でリタイア。
陸連は選手の体調管理を所属チームに丸投げし補欠も用意してないのは危機管理の無さの表れです。
また前々回の千葉すずの選考問題や前回のテコンドーの分裂騒動、そして今回はバスケの内紛など無能な役員連中のお家騒動は結局は現場にツケが回ります。
いい加減に目を覚ましてもらいたいです。

3位 : ふがいないプロ
 言うまでも無く男子サッカーと野球。
世界の強豪と実力差のある男子サッカーはオーバーエージの起用見送りなど全くの準備不足。
野球は準備不足に加えて首脳陣の無知&驕り。
金銭的には恵まれた彼らはハングリーな環境の他の競技と比較して浮いた存在で違和感すら感じました。

4位 : びっくり日本新記録
 女子200m個人メドレーの北川麻美が準決勝でハンガリーの選手と同タイムだったので決勝進出を賭けたスイムオフに臨みましたが、1日3レース目で疲労も心配されましたが日本記録を更新して決勝進出。
決勝でも日本記録を更新して見事に6位入賞。
それどころか五輪後の日本学生選手権でも更に記録を更新。
五輪の予選レースで萩原智子の持っていた日本記録を8年ぶりに更新してからこれで5レース連続での快挙。
北島の偉業に隠れましたが大いに称えたいです。

5位 : 入場行進で仰天!
 開会式ではCGの花火、口パク国歌、民族衣装を着た漢民族の子供など嘘で塗り固めた中国の偽装工作に辟易しましたが、私がそれ以上に唖然としたのは日本の女子バレーの選手が開会式に参加してた事。 
試合が翌日に(正確には日付が変わってました)あったのにも関わらず練習もせずにのん気に参加してた時点で格上の米国戦は絶対に負けることを確信しました。
試合は順当に負けたのでショックは皆無でしたが、前回と全く同じことをしていながら何も学習してない首脳陣に対して失望しました。

なお次点はオリンピックおじさんの引退です。

No title

中東の太鼓さん

私的ベスト5ありがとうございます。楽しく読ませてもらいました。
北川麻美の4本水泳&日本新連発は私もびっくりしました。まさに「スポーツ・シンデレラ物語」に入れたい選手です。来年は世界選手権もありますし、将来がとても楽しみです。
競技団体の不手際については、私も今日書きます「その他スポーツ部門」で取り上げる予定です。

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